高慢と偏見とゾンビ
『高慢と偏見』と言ったらもう、ときめきに満ちたラブストーリーなんですけど(うろ覚え)、そこにゾンビをぶちこんでさらにロマンチックにしちゃおうじゃないか!っていう、とんでもない本でした。
あらすじは周知のとおり、ヒロインが、ツーンとした男子に対し、「何よあんな偉そうなやつ!」って思ってから、「あれ…?本当は優しい人なのかも…」って思うまでの王道ラブストーリーなんですが、時々ゾンビ、みたいな。
小説は滅多に読まないのに、読み始めたら止まらなかった。
だってだって!
ヒロインがゾンビの首をはねたり、人間の心臓をもぎ取って血をすするなんて!
あと、外国人の想像する ニンジャ ってすごく強い。
血なまぐさいゾンビとのやり取りも日常の一コマとして描かれているので くどさ はなく、
強気な女の子も好きな人の前では乙女になったり、
ツンデレ男子の良さをじゅうぶんに堪能できたり、
いやー、面白かった。ときめきをありがとう。
ゾンビも、脳みそとカリフラワーを間違えて食べちゃうような可愛らしいゾンビだし。
しかしこれ、映画化するとかしないとか言われてるそうで。
どのジャンルに分類されるのだろう?
確かにゾンビは出るけど、そんなワラワラ出てくるわけではないし。
でもラブストーリーにしてはだいぶアクロバティックだし。