少女生贄
“ガンズアンドローゼズ”の スラッシュ がプロデュースした生贄ホラー!!
っていう予備知識がなくてよかった。
なかなかの見てくれですが、いらぬ期待はしちゃいけない。
この印象で本編を観るとちょっと物足りないような…でも音楽はさすがだなぁと思います。
あらすじ・・・
田舎町の新任牧師に任命された父と共に越してきた家族。(父、母、長女、次女、末っ子の弟)
全てが仕組まれたこの町で、少女が生け贄にされるとは知る由もなく…。
官能と絶叫!って謳い文句があったようですが、どのへんが官能で、どのタイミングで絶叫すればよかったのだろう。
- いざ新天地!
- ここは親切な住民ばかりね
- でもなんか変だなぁ…
“地獄の門”を閉じるため、まず妹が悪魔の受け入れ先になります。なるっていうか勝手に選ばれてるので気の毒…
この容姿が『パンダ目・顎外れ系』で今時の(ホラーの)子!って感じです。
触れるもの全てを破壊するその悪魔パワーは格好いい!
けどその力で妹ちゃんは父母を、そして小さな弟までもを手にかけてしまうのです。弟は助かると思ったんだけどなぁ…。
で、更に、その悪魔を倒して門を閉じる役目は実の姉。
言っても血を大さじ2杯くらいなので、姉は生き残るのですが。
家族を失っても、町の秘密を知った以上、彼女は抜け出せません。
町の人々がそうであったように、彼女もまた、生け贄を迎え入れる側の人間として生きるのでした。
見所として、姉妹がすげえ可愛い。姉はスタイル抜群、妹ちゃんはむちむち。
それは置いといて、
妹ちゃんが悪魔に身体を乗っ取られて、傷つけられた弟くんがとある家族に助けを求めるシーンは胸が締めつけられます。
助けを求めるというか、もう、懇願なんだけど、事情を知ってるその家族はそれを悲痛な表情で拒むんですね。どうにかしたいとは思えど、自分たちにも子どもがいる手前危険はおかせないというのがすごく伝わります。
結果、弟くんは悪魔に捕まって助からないのが後味悪い。
にしても生贄の基準は何なのか、どのくらいのスパンで門が開くのか、などなど結構ざっくりな部分が目立ちます。ほんと気の毒な家族です。
でもわかりやすいお話なので、まったり暇つぶしとかで観るのはいいかもしれない。